PMP_13_調達マネジメント
date
Jan 17, 2020
slug
pmpbase13
status
Published
tags
PMP
summary
PMBOK ガイド 第6版 読書メモ
type
Post
調達マネジメント
押さえるべき PMI®イズム
調達は厳格なルールに則って正式に行われるべき法律や規則に従う、個人的な利益を追求しない調達は全てオープンに実施しなければならず、 秘密の打ち合わせやコミュニケーションを行ったり、 特定のベンダーを排除したりしてはいけない
プロセスフロー
- 立ち上げ
- 計画
調達マネジメントの計画
モノやサービスなの、外部から調達するかどうか方針を決定し、その上で調達実行の戦略や適切な契約タイプを決めます。
アウトプット:
調達マネジメント計画書調達戦略調達作業範囲入札文書発注先選定基準内外製決定独自のコスト見積もり
- 実行
- 選定済み納入者
- 合意書
納入の選定
調達の実行アウトプット:
- 監視コントロール
- 終結済み納入者
- 作業パフォーマンス情報
- 変更要求
購入者と納入者が契約に沿って調達が行われていることを確認するプロセス
調達のコントロールアウトプット:
- 終結
発注先選定分析
選定方法 | 特徴 |
最小コスト | 標準等が既に確立されており、品質が問題なく 充足されるケース |
資格のみ | 時間やコストをかけての入念な調達が不要なくらい、調達対象が小さいケース |
品質ベース | 適切な経済条件で決着できる範囲内で、 最も高品質な提案を選定する |
品質およびコストベース | 品質に加えて、コストも選定時の基準とする |
単一候補 | 特定の納入者からのみ提案を受け付ける 複数納入者によるコンペを実施しない |
固定予算 | 予算額を事前に開示した上で交渉を行う スコープ変更が想定されるケースでは不適 |
契約タイプ
契約タイプ | リスト負担(買いてOR売り手) |
定額契約(Fixed Price) | コスト固定されているため、コストが八日してしまった場合、売り手が負担しなければいけません。作業スコープが明確です、全て洗い出されているような調達分野でよく用いられます。1. 完全定額(FFP):リスクは全部売り手で負担する2. 定額インセンティブフィー(FPIF):金額は完全固定されているものの、契約に定められた基準を満たした際に報奨としてインセンティブフィーが支払われます。3.経済価格調整月定額(FPーEPA):経済や為替の変更により、プロジェクトに大きな影響を与える際によく選択されます。 |
コストプラス定額フィー(Cost Plus Fixed Fee) | 実際にかかった支出を買いて側が全て支払い、さらに定額フィーを完了の報酬として契約タイプです。定額フィーは一般的に予算の何%という形設定されます。 買いて側がリスク負担 |
コストプラスインセンティブフィー(Cost Plus Incentive Fee) | 実際にかかった支出を買いて側が全て支払い、それに加えて支払うのはインセンティブフィーのため、目標の達成度合いに応じた報酬となります。報酬の計算方法は予め契約で定られ、多くの場合、コストを予算より抑えられた場合、その抑製分に応じてインセンティブフィーが計算コスト超過の場合、買いて側は超過分の全額を支払わなければならず、売り手も受け取るインセンティブフィーが減ってしまうという点で、買い手と売り手両方リスクを負担する。 |
タイム・マテリアル契約(Time and Materials) | 実際かかった時間と実際に必要となった材料についてすべて請求が行われる契約です。 買い手リスク負担 |
合意書
「調達の実行」 プロセスのアウトプット 合意書(Agreement) = 契約書(Contract)契約書は 法律の専門家が作成/変更すべきで、プロジェクトマネージャー自らが作成したり、 交渉したり、変更しようとしたりしてはいけない。 必ず、専門家の協力を仰ぐ必要がある契約書は履行事項、支払い条件や引き渡し条件等に ついて定めるほか、紛争解決方法についても定める
クレーム管理
「調達のコントロール」 プロセスのツールと技法
契約書に予め定めておいた、裁判外紛争解決手段 (ADR: Alternative Dispute Resolution) に沿って 紛争の解決を試みる裁判所への提訴は、ADRで解決しない場合の最終手段