PMP_09_品質マネジメント

date
Jan 13, 2020
slug
pmpbase09
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Published
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PMP
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PMBOK ガイド 第6版 読書メモ
type
Post

09_品質マネジメント

品質 (Quality) と等級 (Grade) の違いを理解する

品質は「要求事項をいかに満たしているか」なので、基準を満たさないと欠陥になってしまう。等級は「どの程度の (技術的) 特性を持たせているか」 のため、低くても受け入れられる。 例えば、ローグレード=廉価版モデルのプロダクトは 「品質は高いが等級は低い」を両立する組織品質方針を定めていない場合、PMは品質方針を定める必要があります。

押さえるべき PMI®イズム

発生した問題に対応するよりも、当初から予防する ことでコストを最小化できるPMは、プロダクトの品質だけではなく、プロセス の品質にも目を向ける必要がある

プロセスフロー

  1. 立ち上げ
  1. 計画
    1. 品質マネジメント計画
      アウトプット:
      1. 品質マネジメント計画書
      1. 品質評価尺度
  1. 実行
    1. 品質のマネジメント
      テスト・評価文書変更要求
  1. 監視コントロール
    1. 品質のコントロール
      検証済み成果物品質コントロール測定結果
  1. 終結

「品質のマネジメント」と「品質のコントロール」

インプット
ツールと技法
アウトプット
品質マネジメント
1. プロジェクトマネジメント 計画書2. プロジェクト文書3. 組織のプロセス資産 (OPA)
データ収集 データ分析 意思決定 データ表現 監査(Audits) デザイン・フォー・エックス 問題解決品質改善方法
品質報告書テスト・評価文書変更要求プロジェクトマネジメント計画書更新版プロジェクト文書更新版
品質コントロール
プロジェクトマネジメント計画書プロジェクト文書承認済み変更要求
データ収集データ分析 検査(Inspection) テストとプロダクト評価 データ表現会議
品質コントロール測定結果検証済み成果物作業用パフォーマンス情報変更要求プロジェクトマネジメント計画書更新版プロジェクト文書更新版

※ポイント:

​ 品質のマネジメントは:監視重視プロセス、アクティビティに対して、監視を行う品質基準に満たしているか、改善必要かを評価し、改善に繋がるプロダクトの受け入れ率、品質コスト改善するのが目的プロジェクト外のチームや外部監査機関での実施が最適 品質のコントロールは:検査重視プロジェクトの結果に対して、検査を行うプロダクト、サービースの所産が要求事項に適合しているかを評価し、成果物の検証作業を実施する。通常はサンプリングして試験。検査で品質の確保と繋がらないため、当初から問題を予防しておくことが重要。

品質のコントロール(成果物の検証作業)に用いられる図

特性要因図ある結果と因果関係を的めったものです。管理図時系列で品質の測定結果をプロットし、品質がコントロールかにあるかを判定します。散布図二つの変数間の関係を示すグラフです。 散布図と利用することで、ひとつの変数の変化が他の変数とどのように関係するかを調査し、確認することができます。ヒストグラムある事象がどのぐらいの頻度で発生するかをしめした棒グラフです。 頻度の分布が見えるかされるため、プロセスの問題の原因を追究する時に有効です。 ※発生頻度順に並べたヒストグラムはパレート図と呼ばれます。

正規分布における標準偏差

**平均から標準偏差の倍の間にデータが収まる確率については、覚えておく必要があります。**
平均値を中心とした 標準偏差のn倍 の幅 に入るデータの割合
1σ区間
68.25%
2σ区間
95.46%
3σ区間
99.73%
6σ区間
99.99966%

管理図

中心管と情報管理限界線から構成(UCL、LCL )
時系列で結果をプロットし、品質が管理下にあるか判定中心線から管理限界線までを3σを設定し、この範囲に収まる確率は99.7ルール・オブ・7管理限界線の範囲内でも 中心線の片側に連続して 7つ以上並んだ場合は要調査

デザイン・フォー・エックス

品質のマネジメントにおいて全てを最優先にすることは できないため、上流設計段階において、ライフサイクル全体における優先順位をつけるための方法論
Design for CostDesign for AssemblyDesign for ManufacturingDesign for LogisticsDesign for Serviceability

問題解決のステップ

問題の定義根本原因の 特定可能な解決策の特定最適な解決策の選択解決策の実行解決策の有効性を検証
記事に関する疑問があればお気軽にご連絡ください。