PMP_06_スコープマネジメント
date
Jan 10, 2020
slug
pmpbase06
status
Published
tags
PMP
summary
PMBOK ガイド 第6版 読書メモ
type
Post
スコープマネジメント
学習のポイント
- 「スコープの妥当性確認」 は成果物の受け入れという、 プロジェクトにおける大事な役割を担うため特に重要
- 「プロジェクトのスコープ」「プロダクトのスコープ」は異なることを注意する
抑えるべきPMIイズム
- PMはスコープを徹底的に明確し、各プロセスを注意深くマネジメントすることで、常にスコープを完全にコントロール下におかなけれななりません。
スコープを明確に定義、必ず文書化、わかりやすく伝達する、 変更は必要なものだけになるようにコントロールする。
- スコープの変更:必ず、あらかじめ計画し、管理した手法で、取り扱わなければなりません。
変更は必ず検出し、評価し、文書化するスコープクリープ:管理していないスコープ変更
- PMは積極的に変更の発生要因を特定し、働きかけるすべき
- 顧客に要求されていないものは提供すべきではない
合意したスコープを超えたものを提供し、顧客の期待を上回ろうとすることは「金メッキ (gold plating)」
金メッキは、リスクや不確実性を増加させ、プロジェ クトに潜在的な問題を生じさせるので避けるべき
プロセスのスコープのマネジメント
- 立ち上げ
- 計画
- スコープマネジメントの計画
- スコープマネジメント計画書
- 要求事項マネジメント計画書
- 要求事項収集
- 要求事項文書
- 要求トレーサビリティ•マトリックス
- スコープ定義
- プロジェクトスコープ記述書
- WBS作成
- WBS
- WBS辞書
- スコープ記述)
- 実行
- 監視コントール
- スコープの妥当性確認
- 受け入れ済み成果物
- スコープのコントロール
- 変更要求
- 作業パフォーマンス情報
- 終結
スコープマネジメントの各プロセスの実行方法を計画し、文書化します。アウトプット:
ステークホルダーに満足する要求を収集するアウトプット:
前に作った要求事項文書をインプットして、実際のスコープを明確化し、文書化アウトプット:
アウトプット:スコープベースライン(
成果物が文書化済みのスコープと正しく適合しているかを確認した上で、成果物の公式的な受け入れを行うアウトプット:
プロジェクトのスコープを監視し、スコープの変更要求を適切に管理します。
変更要求が行われ、それが承認された際、スコープベースラインを常に最新の状態にしておきます。アウトプット:
WBS
要素を分析して、成果物をよりちいさな構成要素WPまでにブレイクダウンします。WPは、より詳細な容易にこれ以上分解できないWPは、時間やコストの見積もりに充分なだけ、 小さく分解されているWBSは MECE(重複なく・漏れなく)スコープの一部が重複したり、消失したりしないこと
スコープの妥当性確認と品質コントロールの違い
順序:
成果物→「品質のコントロール」で検証済み成果物をアウトプット→スコープの妥当性確認で受け入れ済み成果物をアウトプット
- 品質コントロール:検証作業
- スコープの妥当性確認:受入作業
検査の焦点:
- 品質コントロール:正確性、成果物の品質が適合しているがを検査
- スコープの妥当性確認:完全性、スコープを網羅しているかどうかが検索されています。
プロセスの結果:
- 品質のコントロールでは、品質基準に適合していることを検証済みとする
- スコープの妥当性確認:PM、スポンサー、顧客がプロダクトを正式受け入れ
その他
- プロジェクトが途中で中断した場合でも、終了局面でスコープの妥当性確認を行う。
ツールや技法
- フォーカス・グループ:ステークホルダーや専門家を一同に集めて、ニーズや期待の聞き取りを行う。
- ブレイン・ストーミング:量を重視して 自由にアイデアを出し合い、 相互反応により新たなアイデアを生み出す。
- ノミナル・グループ:ブレインストーミングを行ったアイデアに投票を実施し、優先順位付けを行う
- デルファイ法:匿名での質問/回答を繰り返し、合意を形成、声の大きなステークホルダーの影響を排除