PMP_07_スケジュールマネジメント

date
Jan 11, 2020
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pmpbase07
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PMP
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PMBOK ガイド 第6版 読書メモ
type
Post

07_スケジュールマネジメント

押さえるべき PMI®イズム

  1. スコープ/スケジュール/コストは密接に関連しており、変更が生じると他の2つにも直接的な影響
    1. どこかで変更が発生した場合、他にも影響がないかどうかを分析した上で、必要に応じたアクションが必要
  1. PMは与えられたスケジュール目標を盲目的に受け 入れるのではなく、ボトムアップで適切な見積もり を行い、積極的にスケジュールをコントロール**する 必要がある

プロセスフロー

  1. 立ち上げ
  1. 計画
    1. スケジュールマネジメント計画各プロセスのスケジュールマネジメントを計画し、文章化する アウトプット:
      スケジュールマネジメント計画書
      1. アクティビティの定義: スコープベースラインを元に、プロジェクトで実行する具体的な作業の最小単位である。
        1. アウトプット:
          アクティビティリスト アクティビティの属性
      1. アクティビティの順序付け ​アクティビティの順序設定を行う
      アウトプット:
      プロジェクト・スケジュール・ネットワーク図
      アクティビティの時間見積もり アクティビティの所要時間の見積もり アウトプット: 1. 所要時間見積もり
      スケジュール作成​ スケジュールの作成​ アウトプット:1. プロジェクトスケジュール 2. スケジュールベースライン
  1. 実行
  1. 監視コントロール
    1. スケジュールのコントロールプロジェクトのスケジュールを監視、必要に応じて変更要求を適切に管理します。変更が承認済みの場合、スケジュールベースラインの更新を行います。常に最新状態にする。アウトプット:1. 作業パフォーマンス情報 2. スケジュール予測 3. 変更要求
  1. 終結

ワークパッケージとアクティビティ

ワークパッケージ

スコープマネジメント「WBSの作成」のアウトプット:
​ スコープ・ベースライン(スコープ記述書+WBS+WBS辞書)
ワークパッケージは、WBS内の最小単位

アクティビティ

スケジュールマネジメント「アクティビティの定義」のアウトプット:
アクティビティリスト
アクティビティは、PJで実施する具体的な作業の最小単位

両者の違い

アクティビティ:

ワークパッケージより粒度が細かく、個人のスケジュールレベルまで分割したもの

ワークパッケージ:

アクティビティより粒度が荒く、 複数のメンバーが関わるアクティビティ群を含むことも

スケジュール作成技法

クリティカルパスメソッド1. ネットワークダイアグラムで所要期間が最長のパス 2. クリティカルパスのフロートはゼロアクティビティの最早開始日・最遅開始日アクティビティの最早終了日・最遅終了日

フロートについて

フロート=スラック:スケジュールの余裕時間
フロートはプロジェクトの柔軟性につながるため、 プロジェクトマネージャーは、現実的で達成可能なスケジュールを作成し、フロートを事前に把握して おくことが必要フロートの計算方法(どちら計算してでも、同じ結果になります)アクティビティの 最遅開始日 - 最早開始日 アクティビティの 最遅終了日 - 最早終了日
フロート種類:
  1. トータルフロート:
    1. PJ全体の完了日を遅らせず、アクティビティの開始を遅らせることのできる余裕時間
  1. フリーフロート:
    1. 後続アクティビティの開始を遅らせず、アクティビティの開始を遅らせることができる余裕時間
  1. プロジェクトフロート:
    1. 外部にコミットした指定日を遅らせず、アクティビティの開始を遅らせることができる余裕時間

アクティビティ間の依存関係

タイプ
特徴
強制依存関係(ハードロジック)
物理的/技術的な制約があり、必須の順序例:地ならししてから、道路を舗装する
任意依存関係(ソフトロジック)
制約はないが、慣習的に行われている順序例:壁の内装工事後、床の内装工事を行う
外部依存関係
プロジェクトのコントロール外例:バッテリーの納入後に、組み込み作業
内部依存関係
プロジェクトの中でコントロール可能例:ロゴ完成の後、スマホアプリをリリース
※外部ー内部の区別は依存関係の起因により

ツールと技法

  1. スケジュール作成ーリードとラグ技法
    1. リードはジャンプスタート、先行着手 1. 任意依存関係で発生する 2. リードはリスクを増加させる 3. リードを行う根拠を説明でき、 文書化しておく必要がある ラグ:待機 1. 強制依存関係で発生する 2. 資源が消費されず、作業が実施されない期間が発生する
  1. スケジュール短縮技法
    1. クラッシング(Crashing)--資源の追加 1. コスト増加 2. 最小コストで、最大のスケジュールコスト短縮を図る 3. 通常、追加コストに比例してスケジュールが短縮されるわけではない点に注意 ファスト・トラッキング(Fast Tracking)--並行実行  1. リスク増加  2. 通常、順を追って実施すべきアクティビティを並行実施してスケジュール短縮を図る  3. 任意依存関係でのみ実施が可能
  1. 資源最適化
    1. 資源の平準化–Resource Levelingリソース制約条件をもとに完了日含めてスケジュール変更●限られた資源のなかで実現可能なスケジュールとなるよう、資源制約を反映したスケジュールを作成 ● リソースが足りなければ、クリ ティカルパス上にあっても、開始 日や完了日を変更 ● 完了日が遅れることがある資源の円滑化–Resource Smoothingあくまでフロート内調整のみ 完了日は変更しない● クリティカルパスと完了日を変更 しない前提での調整● フロートの中でのみの調整を行う ため、完了日を遅らせない
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